栄養療法(オーソモレキュラー療法)で実施される検査


栄養療法を行うにあたって、現在の体の栄養状態を詳細に把握する必要があります。一般的な健康診断や血液検査では測定できない数値まで詳しく検査を行います。

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主要な検査

血液検査

専門の検査機関に以来して行う精密な血液検査です。およそ60項目ほどにわたって、栄養素や代謝の状況を把握するための数値を調べます。

 

5時間糖負荷検査

糖質の摂り過ぎなどが原因で、血糖値の異常変動(低血糖症)が見られると、様々な体の不調に繋がります。5時間糖負荷検査は、血糖値の変動に異常はないかを調べる検査です。ブドウ糖の液体を飲んで、その後5時間に渡って複数回の血液検査を行い血糖の変動を調べます。

 

ピロリ菌検査

胃の粘膜を調べてピロリ菌の有無を調べます。血液や尿から調べられるほか、吐き出した息から調べる方法もあります。もしピロリ菌に感染していると、栄養の吸収が阻害されるため、栄養療法の開始前にピロリ菌の除菌を行います。

 

唾液コルチゾール検査

副腎疲労症候群が疑われる場合には、唾液を採取して副腎から分泌されるホルモン「コルチゾール」の濃度を調べます。コルチゾールが正常に分泌されていないと、副腎がホルモン産生を行うために必要な栄養素が欠乏している可能性があります。

 

その他の検査

遅延型食物アレルギー検査

遅延型アレルギーとは、アレルギーのもとになる物質の摂取から時間が経ってからアレルギー症状が現れる病態のことです。すぐにアレルギー症状を引き起こす場合と異なって、原因が食物アレルギーと気づきにくいのです。アレルギー物質を、そうとは気付かず摂取し続けていると、消化器や皮膚などの不調や精神症状などにも繋がります。指先から採った少量の血液で、遅延型アレルギーの検査が可能です。

 

重金属の検査

水銀や鉛、アルミニウムなどの体に悪影響を及ぼす重金属の蓄積を検査します。重金属が体に蓄積していると、体内では異物に対処するために副腎などの器官が働きます。その際に、ビタミンB群などの栄養素が消費されます。重金属に長年晒されていると、そうした栄養素が欠乏してしまします。尿や毛髪から重金属の蓄積具合を検査できます。

 

おわりに

以上、代表的な検査について解説しました。その他にも、検便によるカンジダの検査、尿中の有機酸分子の検査などが行われることもあります。いずれの検査も、栄養療法の専門医療機関において受けることができます。

 

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