副腎疲労症候群を改善する栄養療法とは?


副腎疲労症候群(アドレナル・ファティーグ)においては、副腎がホルモンを産生しようと過剰に働いてしまう際に、特定の栄養素を著しく消費してしまいます。その栄養不足がさらに副腎の機能不全を招くことになるため、サプリメントを活用した積極的な栄養療法(オーソモレキュラー療法)が行われます。

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副腎疲労症候群の治療で補給する栄養素

(1)コルチゾールの原料になるビタミンC

ストレス対処ホルモンであるコルチゾールは、ビタミンCがないと作られません。そのため副腎疲労の方はビタミンCが過度に不足している事が多いのです。副腎疲労症候群の栄養療法において中心となる補給栄養素のひとつです。

 

(2)ホルモン産生に大活躍するビタミンB群

パントテン酸、ナイアシン、ビタミンB6といったビタミンB群は、腎臓がホルモンを作る際に使用されます。またその他のビタミンB1、B2、B12、葉酸、ビオチンなどのビタミンB群も、補助的に必要となります。こちらも、副腎疲労症候群の栄養療法において中心となる補給栄養素です。

 

(3)細胞が傷つくのを防ぐビタミンE

副腎がホルモンを産生し、その後代謝される際に発生する「フリーラジカル」は、副腎細胞を傷つける働きがある物質です。そのフリーラジカルを吸収する働きがあるビタミンEを補給します。

 

(4)副腎のエネルギーや休息を支えるミネラル類

ミネラルのひとつであるマグネシウムは、副腎がホルモンをつくる際のエネルギー代謝を促進します。また、カルシウムは神経の興奮を抑えて副腎を休息させるために必要です。その他、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素などの微量ミネラルも代謝や抗酸化作用などに働きます。

 

栄養療法はどのように行われる?

栄養療法に取り組むにあたっては、専門の医師の診断を受ける必要があります。足りていない栄養素を検査によって明らかにして、不足を補い症状を改善させるのに適切な量の医療用サプリメントを処方してもらいます。

栄養療法では、一般的に健康な人が必要とされる栄養素摂取量を、大幅に超えた量を処方されます。副作用の可能性も考えられるため、医師の管理のもと定期的に体の中の栄養素の量を検査しながら続ける必要があります。

 

品質にばらつきがある市販サプリメントに要注意

サプリメントは今やドラッグストアやコンビニでも手軽に手に入ります。また、インターネットで検索すれば安価な製品も見つかります。しかしながら、栄養療法として行うサプリメント補給は医療用のサプリメントを使うようにしなければなりません。

市販のサプリメントは、内容物を規制する法律などがありません。そのため、本当に成分が正しく含まれているか、添加物の有無など、医療目的で服用するにはリスクが多いのです。必ず専門の医師の処方による、医療用サプリメントを使用した栄養療法を行うようにしてください。

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