子供の自律神経失調症〜原因は?治療できる?


自律神経失調症は、子供にも見られることのある疾患です。主として、生まれつき自律神経の調整機能がうまく働かない本態性自律神経失調症が考えられます。子供の自律神経失調症について解説します。

学校の机

macco0514 / Pixabay

スポンサーリンク

子供にも自律神経失調症が起こる?

現代社会における様々なストレスが原因となる事が多い自律神経失調症は一般的に大人がかかる疾患というイメージが強いかもしれません。しかし、自律神経失調症は子供にも起こる可能性があります。

 

本態性自律神経失調症とは?

本態性自律神経失調症とは、生まれつき自律神経の調節能力がうまく働かないために引き起こされる自律神経失調症のことです。おおよそ、自律神経失調症患者の5%ほどの割合で、本態性自律神経失調症の患者がいます。

子供のうちから下記のような自律神経系の症状が継続的にある場合は、自律神経失調症の可能性があります。

 
  • 立ちくらみや貧血
  • 寝付きが悪い、眠りが浅い、寝起きが悪い
  • 肩こり、首こりなど筋肉のこわばりがある
  • 便秘、下痢
 

こうした症状から考えられる、他の病気が見られない原因不明の体調不良であれば、本態性自律神経失調症と診断されます。ただし、一般的には虚弱体質や病気がちな子供としてしか認識されないケースも多いと考えられます。

 

本態性自律神経失調症以外の可能性は?

子供には大人のような様々なストレスがないという事はもちろんありません。学校のストレス、親子関係などのストレスによって自律神経のバランスを失うケースもあります。

また、夜更かしなどの不規則な生活習慣、運動不足、姿勢の悪さ、冷暖房に過度に頼りすぎな生活なども自律神経のバランス調整能力を下げる要因になります。

本態性自律神経失調症とは別に、こうした後天的な要因による自律神経失調症の子供も近年は増えていると言われています。

 

子供の自律神経失調症の治療

症状がひどくなければ、それほど心配して薬物療法や心理療法などを行う必要はありません。なによりも規則正しい生活、外遊びで体を動かす、悪い姿勢の改善など、生活習慣の改善を親と一緒になって取り組んでいくことが症状を鎮めるためには必要になります。

ただし症状によって不登校になってしまうなど生活への影響が大きい場合は病院にかかり薬物療法や心理療法などに取り組むことも考えられます。一般内科で原因が掴めない場合には、子供であっても心療内科などの受診が求められます。なかには「心療小児科」といった子供に特化した心療内科を設けている病院もありますので頼りになる存在でしょう。

スポンサーサイト