腹式呼吸法の基礎知識(効果と方法)


fukushiki
腹式呼吸は、多くの人が一度は聞いたことがある呼吸法ではないでしょうか。歌を歌う際の発声法などでも重要視される呼吸ですね。腹式呼吸法には順式と逆式がありますが、一般的な順式の腹式呼吸法について解説します(当サイトで腹式呼吸法と記載する場合、特に逆式と明記していなければ順式のこととします)。

 


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腹式呼吸法で得られる効果とは?

腹式呼吸法について学ぶと、とても多くの効果が得られる事が分かります。例えば、心身のリラックス、疲労の軽減、肩こりや腰痛の軽減、冷え性の軽減、ダイエット、睡眠改善、便秘解消などなど。あまりも多くの効果に繋がるので、逆に「本当かなあ?」と疑ってしまいそうになります。でも実は、これらの効果の元を辿っていくと、大きなひとつの効果に行き当たります。それが「副交感神経の働きが活性化される」という効果です。

 

⇒1. 副交感神経の働きが活性化される
⇒2. 副交感神経が働くと筋肉がほぐれる(ゆるむ)
⇒3. 筋肉がほぐれると、筋肉の中を通る血液、リンパ、神経の流れがよくなる
⇒4.血液やリンパの流れが良くなると、代謝や消化の改善に繋がる
神経の流れが良くなると、身体の痛みやコリ、しびれの改善に繋がる

 

以上のような流れで、前記に挙げたような各種の効果に繋がっていきます。
また、副交感神経が活性化されることで、
交感神経が優位になりがちな現代人の自律神経バランスを整えることに繋がります。
自律神経のバランスの崩れは、様々な体調不良や病気のもとになります。
自律神経がバランスよく機能することで、様々な体調不良や病気が改善されます。
 

腹式呼吸法の行い方

 
  1. 椅子などに腰掛けてリラックスした姿勢をとります。
  2. 肺の中の空気を出し切るイメージで、息を吐ききります。その際に、お腹を意識して、下腹部をへこませながら息を吐きます。
  3. 息を吐ききったら、ゆっくりと息を吸います。その際に、お腹を意識して、下腹部を膨らませながら息を吸います。
  4. 息を吸いきったら5~10秒程度、息を止めます。空気を身体の隅々に行き渡らせるようなイメージで息を止めます。
  5. 静かにゆっくりと息を吐いてゆきます(口からでも鼻からでも構いません)。その際に、お腹を意識して、下腹部をへこませながら息を吐きます
 

これを30回程度繰り返します。慣れれば回数を多くしても構いません。きっちりと習慣化することが大事です。
以上が、基本的な腹式呼吸法です。当サイトでは、動画レクチャーなども参照しながら、今後もより分かりやすい解説を紹介してゆきたいと思います。

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